山の話 槍〜西穂高縦走旅③

さて、最終日を迎えました。
ラスボスはジャンダルムと言いたいところですが、本当の難関は結局そこから先、西穂高ロープウェイのゴールまで集中力が続くか
どうかです。
ここからならザイテン経由で上高地に降りることはできます。
白出沢は正直あまり道がよくないのでエスケープルートには該当しにくいです。
最終確認をし、進みます。

早朝奥穂に向けて歩いていると、向こうからやってくる年配の人が。
この時間に戻るのが?だったので、よくよく聞くと奥穂に向かっていたけど道がわかっていませんでした。
戻っていることも、道を誤っていることも理解していなかったです。
怖い人ですね。
典型的な地図を見ない(見れない)人の遭難予備軍です。

足場が悪い下りは特に注意でした。


最終日ですが、地味なアップダウンが疲労の溜まった足にきます。


この日は間ノ岳付近でヘリが間近で飛んでいました。
救助関連だと察したので、帰宅してから数日後調べていたら出ていました。
自分達より一日早く入山した人が落ちたようですね。
ご冥福をお祈りします。


西穂山荘の支配人であられる粟澤さんにご挨拶をしにいきましたが、あいにくご不在でした。

怪我やトラブルなく無事にゴールしました。
何事もないことはすごいことです。
ブログを書きながら余韻に浸れる素晴らしい山行でした。
ありがとうございました。