NewTrail

2024.10.16

ストックの話 マウンテンキング

 

 

こんにちは。

 

先日白山に行ってました。

 

少し下見を兼ねて。(本番のコースは一切通っていませんがwww)

 

 

また白山のレポートは別にしようかと思いますが、一言に白山と言っても

ルートは東西南北多岐に渡っています。

 

 

旅行会社さんのツアーの場合ほぼ決まったルートしか使えないのですが、

クライアントによっては趣向を変えた提案もできる可能性を探ってきました。

 

 

 

さて、トップの写真はイギリスMadeのマウンテンキング、トレイルブレイズのカーボンモデルです。

 

 

学生時代は当然のごとく、ストックを使用することは禁止だったので、社会人になって初めて使用しました。

 

当時(今はもう手元にありませんが)はLEKIのマカルーだったかな。。

 

 

 

 

 

ショック機能付きのなかなかいいやつでした。

 

しかし収納サイズは長いし、重いんですよね。

(もちろんLEKIの最新版は全然違いますよ)

 

 

 

それからトレランを始めるようになって軽量なモデルを物色し

ブラックダイヤモンドの定番、ディスタンスカーボンを購入しました。

 

 

元々MTBをやっていたので何でもかんでもカーボン信者。。。

カーボンは高価ですが、特性上軽くしなやかなのは今も変わっていませんから存在意義はあります。

 

トレッキングポールがすごいスピードで広まったのは15年前くらいですかね、

”山ガール”と第一次”富士登山”ブームが席巻した頃だと思います。

 

登山の必携品のごとくぽんぽん売れていました。

 

しばらくして落ち着きましたが、ストック(トレッキングポール)は定着し、定番品として認識された

ため新規の登山を始めるお客様はすんなり購入される方が多くなりました。

 

 

 

特に中高年の方は色々な不安があるので、利用しない手はないかと思います。

 

 

一般的に

・強度のあるスライド式アルミポール

・軽量コンパクトを優先した3つ折りたたみポール

 

でおおまかに分けられ、素材はアルミ・カーボン、厳密にはバンブーやハイブリッドみたいなのもありますね。

 

で、何が言いたいかというと、どっちであろうと長さが調整できることを前提として販売していました。

 

 

 

今僕が販売しているマウンテンキングは固定長(つまり105cm・110cmなど5cmピッチで選択する)なので、

長さの調節はできません。

 

 

僕も固定長に疑念を持っていました。

とにかく軽くしたいがためのバリエーションであって、不便だろうと。

 

「登りと下りで長さは変えます。」と接客してました。

まあ実際そうなんですが。。。

 

 

 

 

 

現実問題、アップダウンが続くような箇所ではいちいち調節をしている暇はないので、持ち手の位置を

変えて対応しますよね。

 

 

ひたすら登り、ピーク踏んでその後は下るだけなら、下る前に長くすればいいと思いますが、

トレイルによってはそれが難しい場合や不要な場合もあるわけです。

 

 

 

なので割り切った考え方をすれば固定長というのは一つの選択肢になり得ることを

最近自分も気がつきまして。

 

 

 

何よりも軽いんですよね。

 

 

長時間持っていると腕も疲れてくるので、この点は軽いに越したことはありません。

 

Trail Blaze

105cm = 129g

110cm = 138g

 

Trail Blaze SkyRunner Ultra Carbon

105cm = 106g

110cm = 107g

 

と超軽量です。

 

 

ご参考までにブラックダイヤモンドのディスタンスZ(固定長)は1本110cmで165gだそうです。

 

軽さが絶対的な正義ではありませんが、長さ調節機能やショック機能付きですと当然重量は増します。

 

 

反面こういったポールの軽さはシャフトの細さで生み出している部分がありますので、

雪のシーンではより強度の高い専用のストックを使用することをお勧めします。

(写真で言うと左の2本)

 

 

 

雪上ではより歩行が不安定になりますので、ストックの重要性は雪のないシーズンと

比較になりません。不意に折れてしまった場合は致命傷になりかねませんので、お気をつけください。

 

 

マウンテンキングの良いところは別売りスノーバスケットが装着できること。

 

 

アクティビティによりますが、春の残雪期などのスノーハイクでは利用は全然アリだと思います。

 

 

ブラックダイヤモンドのディスタンスシリーズに装着できるバスケットは小型なので、まあパウダースノー向けではない

と言うのが見解なのでしょう。

 

 

 

 

在庫がちょっと少なくなってしまったのでお取り寄せ対応になる可能性もありますが、

シンプルな軽量ポールを是非ご検討ください。

 

Mountain King

 

Trail Blaze (アルミ) ¥22,000(tax in)

Trail Blaze SkyRunner Ultra Carbon(カーボン) ¥30,800(tax in)

 

 

 

 

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